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カエルというと池や沼地に住んでいて、時々ピョンと出てきてああ、可愛いカエルだなと思える小さな生物ではありますが、実は彼らの生態は奥が深く最初は魚のように「オタマジャクシ」として生まれ、そしてその後、我々と同じ肺を持つ生物に進化します。なかなか不思議ではありますが、アマゾンに住むカエルはもっと不思議です。


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今回発見されたカエルは、エクアドルのアマゾンに住むカエル。横向きでは何ら変哲もないよくあるカエルですが、なんと裏から見るととんでもない形をしております。体の中が全部透けて見える、まさしくスケルトンなカエルとなっており、肺や心臓などありとあらゆる臓器が見放題!とんでもない衝撃的なデザインをしております。

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発見した科学者はこのカエルを「ヒアリノバトラキウム」属に所属させたということです。しかし全てのカエルが透明であるというわけではないようです。この写真に写っているカエルは最も透明度が高いうようです。

科学者によると、このようなカエルが見つかるのは石油の採掘が関係しているんではないかと警鐘を鳴らしているようです。

さてこのようなクリアなお腹を持つメリットはよくわかりませんが、進化の過程でこうなったのでしょう。生物的にあまりにもこれでは貧弱すぎて危ないような気もするのですが、この新種のカエル、普段の生活に支障がないのか心配ですね。