2017年06月

クリックすると新しいウィンドウで開きます


俺のクラスメイトにA子という、凄く美人な女の子がいる。

 

友人達の話だとA子には妹が2人いて、A子よりも可愛いらしい。

 

本人に聞いてみると、実はA子には姉もいて、

 

姉妹で一番美人なのはお姉さんだそうだ。

 

そんな美人姉妹の話を聞くと俺達は興味津々で、


A子の姉妹を見てみたくなった。

 

そこでA子に、姉妹全員が集まってる写真はないかと聞いてみたら、

 

お盆に撮った写真が1枚だけあると思う、とのこと。

 

 

後日、俺達はその写真を見せてもらった。


確かにA子と、そんなに年の離れていない姉妹が並んで写っている。

 

みんな、凄く美人だ。

 

さすがに写真を見ながら、どの子が可愛いとか言うのも失礼だ。


なので、あとで友人とどの子が一番可愛かったか言い合うことにした。


そうしたら、俺も含めて全員意見が一致した。


どれが姉でどれが妹かは正直分からなかったが、写真を見ていた全員がこう言った。

 

 

「真ん中の子が一番可愛かったね。」

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

『友人達の話だとA子には妹が2人いて』

『実はA子には姉もいて』

つまり、A子は妹2人と姉の4人姉妹ということ。

 

となると、

『姉妹全員が集まってる写真』

であれば、『真ん中の子』は存在しない。

 

とはいえ、

実はA子には姉もいて』

と姉が何人かまではわからない。

 

何人姉妹かも把握していない。

 

また、

『姉妹全員が集まってる写真』

と書かれているだけで、

『姉妹全員だけで集まってる写真』

ではない。

 

そのため、もしかしたらこの姉妹とは別の誰かが

一番可愛かったのかもしれない。

 

もしくは『お盆に撮った写真』とあるため、

亡くなった姉が写ってた…のかもしれないが。

 

ただ少なくとも、一番可愛いとみんなが言ったのは

A子ではないということ。

 

A子であるのなら、

『真ん中の子』という表現は

使わないはずだから。

クリックすると新しいウィンドウで開きます


誰にでも「あの野郎、死ねばいいのに」と思うことはあると思う。

 

だけど、それが現実になってしまったら・・・。

 

 

幼稚園の時、喧嘩した男の子が翌日死んでしまったことはあったけど、

 

ただの偶然だと思っていた。

 

小学校の時、理不尽は体罰をする先生がいて、僕も酷く殴られた。

 

「あんな先生死ねばいいのに」と思った翌日、先生は死んだ。

 


確信したのは、中学の時、

 

僕をイジめていたグループのやつらが全員死んだ時だ。

 

僕には、死ねと思った相手を殺す能力がある。

 

自分が怖かった。誰にも言えなかった。

 

心安らかに、誰にも腹を立てないように生きていかなければいけないと思った。

 


それでも、高校に入ってしばらくして、僕の周りで何人かの人が死んだ。

 

不良グループの奴や、感じの悪い女子。

 

強く願わなくても死んでしまうと知って、僕はショックを受けた。

 

悩んだあげく、泣きながら母に打ち明けた。

 


母は驚いて、最初は信じなかった。

 

けれど、偶然にしては僕の周りで人が死に過ぎるとは感じていたようだ。

 


父が会社から帰宅し、父も交えて話をした。

 

両親とも「どんなに辛かっただろう。子の罪は親の罪だ。お前は何も悪くない」と。

 

言ってくれた。

 

思い切って打ち明けてよかった。父と母に感謝した。

 

その夜、僕は心から安堵して眠ることができた。

 


翌朝―父を母は死んでいた。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

語り手の能力は、

語り手が「死ね」と持った相手が死ぬのではなく、

語り手のことを「死ね」と思った相手が死ぬものであった。

 

『強く願わなくても死んでしまう』

というのは、相手に一方的に「死ね」と思われていたためである。

 

おそらく語り手は人をイラッとさせるような、

嫌われてしまうタイプの人間なんだろう。

 

そして、最後には両親にさえ、

「こんな子供死ねばいいのに」

と思わせてしまった。

 

それにより、両親は死んでしまった。

 

両親は言葉だけで心の中の本音は…

クリックすると新しいウィンドウで開きます


A国が、敵国と戦争をしていた頃の話。

 

私はA国兵として、前線で戦っていた。

 

命令は単純で、「敵国兵を見つけたら皆殺しにせよ」である。

 

その命令通り私は敵国兵を何人も殺し、成果を挙げてきた。

 

 

しかし私は、ふとした隙を突かれて敵国兵に捕えられてしまった。

 

捕まった私は敵国の城まで連行され、牢へ入れられた。

 

私は牢の見張りが1人になった時を狙い、その見張りの兵を殺した。

 

そして服を奪い、それを身に着けることで脱獄に成功した。

 

 

敵国は甘い。

 

捕えた時点で私を殺していれば、このようなことは無かったのだ。

 

私が脱獄したことに気づいた兵は1人もいなかった。

 

だが、牢で1人の兵士が倒れているのが発見されるのも時間の問題だろう。

 

一刻も早く、私は城から遠ざかる必要がある。

 

私は急いでA国軍の前線を目指した。

 

 

あれから何日歩いただろうか。

 

食べる物もなく痩せこけ、髪を振り乱した姿は惨めであるに違いない。

 

私はこのままA国軍に合流すること無く、力尽きてしまうのだろうか。

 

そう思っていた矢先、遠くにA国の旗を見つけた。

 

私は喜び、その旗を目指して最後の力を振り絞り、走った。

 

これでやっと私は、A国軍の前線へ合流できるのだ。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

『服を奪い、それを身に着けることで脱獄に成功した』

つまり、語り手は敵国兵の服を着ている。

 

一方A国は

『敵国兵を見つけたら皆殺しにせよ』
と、敵国兵を捕虜にする気などさらさらなく、

発見次第殺すことになっている。

 

語り手は敵国兵の服を着ているため、

どう見ても敵国兵に見えてしまうだろう。

 

そのため、A国軍に見つかり次第殺されてしまう。

クリックすると新しいウィンドウで開きます

その部屋で男と女がにらみ合っていた。


最初は男が「出て行け!」と怒鳴るが女は口汚くののしるので男も


手に持っていた物を見せたり投げつけたりした。


そのたびに女は嫌な顔をするが負けては居らずタンスをぶつけるなど


なかなかやることが過激だ!


とうとう男がぶちきれて叫んだ。


「とっとと出て行けと言ってるんだよ!このロリコン!」


とたんに部屋がものすごい爆発音を起こしあわてて外にいた女性が入ってきた。


「大丈夫ですか?」


よく見ると部屋が荒らされてめちゃくちゃになっており男は床に


女はベッドの上で気を失っている。


男が起き上がって女性に気づくとこういった。


「大丈夫です・・・無事に終わりました」


女性が歓喜の涙を流しながら号泣し男は思った。


『まさかあの言葉で祓えるとは・・・・・・。』

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

男は女にとり憑いたものを祓おうとしている。

 

『手に持っていた物を見せたり投げつけたりした』

これは喧嘩ではなく、

お札とか払うための道具のことだろう。

 

しかし、祓われたくない相手にとっては

タンスをぶつけるなど必死の抵抗。

 

しかし、

『とっとと出て行けと言ってるんだよ!このロリコン!』

という言葉で祓うことができた。

 

きっと相手にとって痛いところを突かれたのだろうか…。

 

『ロリコン』という言葉で気になるのが、

映画の『エクソシスト』

 

とり憑かれる女性は幼児だった。

 

幼児の方がとり憑きやすいのかもしれないが、

見方によっては…である。

 

今回とり憑いたこの悪魔なのか、幽霊なのかわからない相手は、

本当にロリコンだったのかもしれない…。


クリックすると新しいウィンドウで開きます


それは広大な大地に、しっかりと根を下ろして大きく茂っていた。

 

ある日、化学物質が混じった雨が降り注いだ。

 

だが、それは雨の間ずっと耐え忍んだ。

 

雨は大地を流れ去っていった。

 

暫くして、熱く乾燥した暴風が襲い掛かった。

 

だが、それは暴風にもじっと耐えた。

 

雨・暴風にずっと耐え続けた。

 

更にある日、酸性雨が降り注いだ。多くの仲間が枯れたような色になった。

 

時を置かず暴風が襲う。だが、それは耐えた。ひたすら耐えた。

 

時の流れは残酷だ。栄養も足りなくなり、やせ細るようになった。

 

仲間もどんどん減ってきた。

 

生命力も尽きようとしている頃、また雨が降り注いだ。刺激臭のする雨だ。

 

相変わらず乾燥した熱波も襲ってくる。

 

また多くの仲間が喪われた。

 

殆どの仲間が消え、大地が不毛になった。

 

すると突然、空から命を持たないそれが大量に降って来て、大地を覆った。

 

 

【解説】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『大地』は頭皮。

 

つまり、これは毛髪の末期の状況が書きだされている。

 

暴風はドライヤーといったところか。

 

化学物質の雨はスタイリング剤

 

酸性雨は『多くの仲間が枯れた色になった』

というところから、色染め

 

刺激臭のする雨は育毛剤といったところだろうか?

 

結局育毛剤の努力もむなしく、

『すると突然、空から命を持たないそれが大量に降って来て、大地を覆った。』

つまり、カツラもしくは植毛を行ったのだろう。

↑このページのトップヘ